『波打ち際のプレリュード』ブレスレット＆リング

波打ち際に唄う



【2023年3月9日追記】使用しているパーツが廃盤となったため在庫限りとなっています。再販は未定です。

吸い込まれそうなインディアンサファイアのスワロフスキーと、美しい水色のシャイニーパールを主役にしたリングとブレスレットをチェーンで繋ぎました。チェーンとブレスレットは着脱可能ですので、ブレスレット単体でもご使用いただけます。

リングは11号フリーサイズ、ブレスレットはアジャスターでサイズ調節が可能です。ワンタッチで着脱可能なマグネットクラスプがオススメです。リングと繋いでいれば紛失の心配もありません。

パーツは全て、信頼出来るショップで購入した上質なものを使用しています。ひとつひとつ丁寧にお作りしておりますが、ハンドメイド作品ですので工業製品とは異なる部分がございますことをご理解くださいませ。

到着後一ヶ月以内にご連絡いただけましたら、無料で修理させていただきます。多少の破損でしたらご自分で修理していただけるよう修理用接着剤の販売も行っております他、有料で修理をさせていただくサービスも行っておりますのでお困りの際にはご利用くださいませ。

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何かが起こりそうな予感がする。良いことなのか悪いことなのかは、分からない。ただ目の前にいる彼女は全てが普通ではなくて、それはその現実離れした美貌と美声についてでもあり、彼女にはおよそ人間の生命活動と呼べるものがないように思われることについてでもある。それはこの街に古くから伝わる伝承に不思議なほど酷似しており、それは彼女がおそらくこの世界の住人ではないことを指し示す。

人間はもし自分が彼女のようであったらどんなにいいかと思うだろう。確かに目の前の彼女は永遠の命と清らかな美貌、この世の全てとも思われるものを持つが、何がそうさせたのかその瞳には微かに翳りが見える。それはつまり、不老不死や永遠の美貌といったものが、私たちの思うほど良いものではないということなんだろう。

長いまつ毛が影を落として、この海辺のように青い彼女の瞳にも夜の帳が落ちるようだ。私たちには想像も出来ないくらいに広いこの海のように、彼女はその心の内に深い深い闇を湛えている。それが一体何であるのかこの一生をかけても理解しえないとしても、私は知りたいと思った。さざ波に歌う彼女の澄んだ声を聞きながら、この出会いが何かとんでもないことを引き起こすのではないか、だけどそれならそれでいいのだと、そんなことを考えていた。