『希望の灯』 イヤーフック

決して消えることのない灯り



【2023年6月21日追記】パーツが手に入らなくなってしまったため、在庫限りで販売を終了させていただきます。

希望のあかりを灯すランタンの優しい光が煌めく美しいイヤーフックです。

穏やかで繊細な輝きを放つシャイニーパールを使い、ひとつひとつ手作業でランタンのモチーフを作り上げています。お色はラベンダーパープル、ピンクパープル、アイスグリーンの3色をご用意いたしました。


パーツは全て、信頼出来るショップで購入した上質なものを使用しています。ひとつひとつ丁寧にお作りしておりますが、ハンドメイド作品ですので工業製品とは異なる部分がございますことをご理解くださいませ。

到着後一ヶ月以内にご連絡いただけましたら、無料で修理させていただきます。多少の破損でしたらご自分で修理していただけるよう修理用接着剤の販売も行っております他、有料で修理をさせていただくサービスも行っておりますのでお困りの際にはご利用くださいませ。

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希望を失くしたことがある。それはつまり絶望したということだ。絶望というと、恐ろしい目に遭ったり、立ち直れないくらい悲しい思いをした人の元に訪れるものだと思うかもしれないが、必ずしもそうではない。いつでも、誰にでも起こりうることだ。

希望とは、未来への期待だ。何か楽しいことがあるかもしれない、嬉しいことがあるかもしれない、そして、その為に生きたいと思えることだ。未来で為したいことのため、未来で得たいもののために、今がどれだけ辛くとも乗り越えたいと思えることだ。

子供の頃、机に向かってばかりの辛い生活に耐えられたのは未来に期待していたからだ。今はつまらなくても、大人になれば、きっと楽しいことが無限にあるに違いない。今描きたい絵も、今作りたいものも、大人になってからやればいい。その日のために、私はペンを机の中に隠して、鉛筆を持った。

大学生になっていざ自由を与えられると、何をしていいか分からなくなった。描こうとしても、何も描けない。完成しないままの描きかけの絵が何枚もファイルに溜まる。そしてすぐに、その絵も捨ててしまった。子供の頃描きたかったものは既に、歳を重ねた自分の描きたいものではない。そして今の自分に見合うテーマも、技術も、何も身につけられないまま大人になってしまった。子供の身体に無理やりを大人の服を着せられている気分だ。大人になったからといって、何も変わりはしない。これが私の、絶望だった。

私の手に再び作る力が戻った時、既に2年の時が経っていた。残ったのは大学中退の肩書きと、空のクリアファイル。それでも私は、絶望したりしない。失った2年の全てがいつか形になるから。何年かかろうとも、いつか形にしてみせるから。

私はあの暗闇を自ら脱した、自分自身に期待している。これから、何を見せてくれるのか。何を作り、何を考え、どう生きるのか。私はこうして、自分の中に希望の灯りを点した。風が吹いても、雨が降っても、決して消えることのない灯りを。



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