『蝶と花』香水瓶
¥3,850 税込
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私の蜜をどうぞ
花びらの美しいピンク色と、蝶羽根の美しいシルエットをあしらったアトマイザーです。香水はもちろん、化粧品や消毒液の小分け・持ち運びにも便利です。
ガラス製ですので、取り扱いには十分ご注意くださいませ。サイズは4mlです。
現在では販売されていない希少なスワロフスキーを使用しています。スワロフスキーの在庫がなくなり次第、廃盤または貴和クリスタルへと移行します。(貴和クリスタルとは、貴和製作所がスワロフスキーの代替として制作しているガラスストーンです。スワロフスキーに劣らない輝きを持つ高品質なガラスストーンです)
パーツは全て、信頼出来るショップで購入した上質なものを使用しています。ひとつひとつ丁寧にお作りしておりますが、ハンドメイド作品ですので工業製品とは異なる部分がございますことをご理解くださいませ。
商品到着後一週間以内にご連絡をいただいた場合は無料で修理をさせていただきます。それ以外の場合でも、パーツ代と工賃をいただいて修理をさせていただくサービスも行っております。お困りの際にはお気軽にご利用くださいませ。
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花と蝶は共生関係にある。花は蝶に蜜を与え、蝶は花粉を運ぶ。これは人が愛と呼ぶものではなく、単なる利害の一致だ。
ただそれは、愛などという曖昧なものよりずっと確かだ。たしかに人は一人では生きていけない。だがそれが人は必ず愛を必要とするという意味であるなら、恋というのはなんと恐ろしい生存競走に成り果てるだろう。愛という生存に必要な資源を奪い合う、文字通りの殺し合いだ。
だけど実際にはそうではない。なぜなら愛とは、利害の一致を美しく言い換えたものであるからだ。であれば、愛とは全ての人間に必要なものである。テストの点数や容姿の美しさや、友達の数や給料の高さ、なにを気にするかは人それぞれであるが、そんな些末なことをあれやこれやと悩み、人は自分がどれだけ必要とされているかを測る。それは生き物として当然のことだ。花はどれだけ美味しそうな蜜が出せるかで残せる子孫の数が決まり、元気に飛び回る美しい蝶の裏では、うまく羽化出来なかった数多の飛べない蝶が死んでいっただろう。
そして人は愛されれば愛されるほど、与えられるものが増える。愛とはお金のようなものだ。愛は本来愛のままでは何にもならず、行動や物品に変わってはじめて価値があるものだが、お金で得られるものでなくお金自体に執着するものがいるように、愛が与える喜びよりも、自分が愛されているかどうかだけが気になってしまったりする。愛は人から人へと巡ってこそ価値があるものなのに、自分一人で溜め込もうとしたりもする。
花のようになりたい。私の生み出したものを愛した蝶が、それを嬉しそうに持ってどこかへ去るのをただ見つめていたい。その先でどんな花を咲かせ実をつけるのか、楽しみに生きていたい。
蝶のようになりたい。自分を生かしてくれるものに対して、いつも恩をかえして生きていきたい。ひとつの花の蜜を吸い尽くすのでなく、色々な花に少しずつ蜜を分けてもらって、いつもどこかを飛び回っていたい。
私の生み出したものをあなたが手に取って、あなたが私に与えるものが、また私に生み出させる。あなたにとってもそうであればいい。私たちを繋ぐのは単なる利害の一致であり、きっと愛と呼んでも良いものだ。
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