『夜空の星のワルツ』イヤーカフ

ワルツはひとりでは踊れない



夜色のサテンリボンとスワロフスキーが美しい可憐なイヤーカフです。

商品写真3枚目はご購入いただいた星空様(Twitter：@SoRa__9089)よりご提供いただきましたお写真です。快く掲載をご許可くださりありがとうございました。

パーツは全て、信頼出来るショップで購入した上質なものを使用しています。ひとつひとつ丁寧にお作りしておりますが、ハンドメイド作品ですので工業製品とは異なる部分がございますことをご理解くださいませ。

到着後一ヶ月以内にご連絡いただけましたら、無料で修理させていただきます。多少の破損でしたらご自分で修理していただけるよう修理用接着剤の販売も行っております他、有料で修理をさせていただくサービスも行っておりますのでお困りの際にはご利用くださいませ。

当ショップでは発送まで最大で7営業日いただいておりますが、通常2~5日程度で発送いたします。お急ぎの場合はその旨を備考欄にてお伝えくださればできるだけ早く発送いたしますが、保証は出来かねますのでご了承ください。到着希望の期日がございます場合は、注文前にショップにお問い合わせくださいませ。

到着までの日数は発送方法によって異なります。普通郵便の場合は2日後～4日後(土日を除く)、レターパックライトの場合は翌日〜3日後(土日含む)が目安です。詳しくは日本郵便様のHPをご参照ください。

商品や発送についてご不明点などございましたらメールやSNS、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

かつては星座早見盤を片手に、真冬の堤防で自転車を飛ばしたものです。今思えばそれは星の美しさ自体ではなくその過ごした時間にこそ価値があるのですが、今でも何かを探すように空を見上げてしまいます。

あの頃はろくに星のことも分からなくて、オリオンのすぐ近く輝くひときわ明るい星が、全天でもっとも明るく輝く星シリウスだということすら知らずにいました。全天21の一等星どころか、その頂点に立つ星のことすら分からないで、夜空になにかを探していたのです。

家に帰ってもそこが自分の居場所だとは思えず、 凍えるような冬の夜だけがふたりを匿っていたあの頃。どこまで行ってもお互いの体温を奪い合うしか出来ないことに気付かないふりをして、背中を丸めて身を寄せあう私たちの居場所がそこになくても、ワルツは二人でしか踊れないのです。拙いステップでお互いの足を踏みつけながらでも、踊っている間だけはそこが私たちの世界でした。近づくほどに傷つけ合い、触れ合うほど別のものだと気付づかされても、ひとりでは踊れないワルツが私たちを生かしていたのです。

今でもまだ記憶の片隅で、あの頃全てを捧げていたあのワルツが、遠く遠く鳴り響いています。 思い出しても拙く滑稽なそのステップを、恥ずかしく思うより先にくすりと笑ってしまえる自分を少し寂しく思います。